梅雨の色

北海道出身のせいか元々梅雨の時期は苦手である。

内地(ないち)に来た当初は本当に何故空気が腕に纏わりつくのかと

思ったほどである。

傘も好きではない、但し、これは雨嫌いよりも忘れた経験の多さからである。

一体何本無くしたであろうか?

一度良い傘を買えば無くさないかもしれないと思い、買ったことがある。

少しは長持ちした記憶があるがやはり・・・

それ以来、コンビニ傘専門である。

というわけで現役時代に何かのお祝いで頂いた名前入りの立派な傘は

一度も使わずに閉まってある。

梅雨の時期でいいなあと思うのは紫陽花である。

雨が降っている中でも実に鮮やかにそれぞれの色を放っている。

雨の中でも気持ちが明るくなる。

先日、ビルの窓から外を眺めていたら、たくさんの傘の花が咲いていた。

黒、紺、茶という濃い色が多かったが、中に青、白、ピンクなどの明るい傘が

何となく重苦しい空気を軽くしている感覚を持った。

同時に明るい色の傘を持っている人は気持ちも明るく過ごしているのでは?

などと思ったりした。

そう言えば閉まったままの傘は少し濃い目だが青である。

思い切って差して出かけてみるか?

いや、やはり危ないので紫陽花の青色に近い傘でも買おうか?

いずれにしても折角思い立ったので明るい色の傘で

雨の中を歩いてみよう。



あなたの人生の後半戦は、ここからが本番です。
まずは、胸の奥にある漠然とした不安や、誰にも言えない焦りを、そのまま私にお話ししてみませんか?